被災地ど真ん中、宮城の生家へ帰省してきました。
ようやくです。
甚大な被害を受けた宮城郡七ヶ浜町や東松島市をこの目で確かめてきました。
帰省前にあった焦燥感。それとはまた違う焦りを今覚えています。
一人ひとりが背負っている重い責任。
町全体が生活基盤の大半を失ったことによる寂寥感。
大自然のすさまじいエネルギーの痕跡。
その前にあっては、人間がどれほど汗水流し堅固に作り上げた建造物であっても言わば砂の城同然。
その事を思い知らされた時間でした。
一方、街中の人々はむしろ活気に満ちた様相です。
仙台市内の繁華街は、平日にもかかわらず以前にも増してにぎわいでいました。
津波の直撃を受けた湾岸エリアに人通りはほとんどありませんが、一歩内陸へ入るとまるで印象が変わります。
大勢の人達が見えない何かに突き動かされているかのように、せわしなく忙しそうに動き働いている。動物的本能が目覚めたかのごとく、人の集まる場所はエネルギーで溢れています。他の地域ではたぶん決して感じる事のできない生命力。
人間の底力のすごさを見せつけられた思いです。改めて「人って強いんだ!」と。
そして新しい世代の子供達。
彼らの笑顔と生命力は本当にかけがえのない光です。
大人になる頃には、きっとこの異様な風景も夢の中の出来ごとのように語られるかもしれません。
それでも彼らは(意識するしないに関わらず)未来を背負っています。
さらに今年生まれた新しい命こそは復興日本の第一世代です。
我が家でも、その希望の星たる新世代の訪れを迎えることができました。
本日誕生したほやほやの女の子で、名前はまだありません。
ついでに言えば、予定日より一ヶ月も早かった今日は、奇しくも"時の記念日"。
日本ではじめて「漏刻」という道具が生まれ時を刻みはじめた日です。
見守る側としては、そんな偶然にじ~んと勝手な感慨に浸ったりもします。
しかし今はただ、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。
生まれてきてくれてありがとう!!たくさんの幸せを貴女に!!
●おまけ
この子の母義妹は、在宅のお年寄りを医療介護している最中に震災に遭遇しました。
巨大地震が襲った瞬間、彼女は無意識で寝たきりのお年寄りの上に覆いかぶさるように・・・。次の瞬間家中に轟音。振り向くと重い木製家具があちこちに倒れ、数十センチ後ろにも横たわっていたとか。身重なのを忘れてたってことですね。(汗)
さらにその後職場である病院への帰り道、津波警戒で急ぐ人達をしり目にのんびり歩いていたそうで、辿り着き上の階層へ上がった途端に大津波。
絵にかいたような寸での命拾いです。無論この子も・・・(汗×2)
まったく頼もしい限りの新生児です。
ようやくです。
甚大な被害を受けた宮城郡七ヶ浜町や東松島市をこの目で確かめてきました。
帰省前にあった焦燥感。それとはまた違う焦りを今覚えています。
一人ひとりが背負っている重い責任。
町全体が生活基盤の大半を失ったことによる寂寥感。
大自然のすさまじいエネルギーの痕跡。
その前にあっては、人間がどれほど汗水流し堅固に作り上げた建造物であっても言わば砂の城同然。
その事を思い知らされた時間でした。
一方、街中の人々はむしろ活気に満ちた様相です。
仙台市内の繁華街は、平日にもかかわらず以前にも増してにぎわいでいました。
津波の直撃を受けた湾岸エリアに人通りはほとんどありませんが、一歩内陸へ入るとまるで印象が変わります。
大勢の人達が見えない何かに突き動かされているかのように、せわしなく忙しそうに動き働いている。動物的本能が目覚めたかのごとく、人の集まる場所はエネルギーで溢れています。他の地域ではたぶん決して感じる事のできない生命力。
人間の底力のすごさを見せつけられた思いです。改めて「人って強いんだ!」と。
そして新しい世代の子供達。
彼らの笑顔と生命力は本当にかけがえのない光です。
大人になる頃には、きっとこの異様な風景も夢の中の出来ごとのように語られるかもしれません。
それでも彼らは(意識するしないに関わらず)未来を背負っています。
さらに今年生まれた新しい命こそは復興日本の第一世代です。
我が家でも、その希望の星たる新世代の訪れを迎えることができました。
本日誕生したほやほやの女の子で、名前はまだありません。
ついでに言えば、予定日より一ヶ月も早かった今日は、奇しくも"時の記念日"。
日本ではじめて「漏刻」という道具が生まれ時を刻みはじめた日です。
見守る側としては、そんな偶然にじ~んと勝手な感慨に浸ったりもします。
しかし今はただ、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。
生まれてきてくれてありがとう!!たくさんの幸せを貴女に!!
●おまけ
この子の母義妹は、在宅のお年寄りを医療介護している最中に震災に遭遇しました。
巨大地震が襲った瞬間、彼女は無意識で寝たきりのお年寄りの上に覆いかぶさるように・・・。次の瞬間家中に轟音。振り向くと重い木製家具があちこちに倒れ、数十センチ後ろにも横たわっていたとか。身重なのを忘れてたってことですね。(汗)
さらにその後職場である病院への帰り道、津波警戒で急ぐ人達をしり目にのんびり歩いていたそうで、辿り着き上の階層へ上がった途端に大津波。
絵にかいたような寸での命拾いです。無論この子も・・・(汗×2)
まったく頼もしい限りの新生児です。
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